2020年7月18日
応急手当講習を開催しました。

 もしも目の前で人が突然倒れてしまったら、もしも食事途中に食べ物を喉に詰めてしまったら、どのように対処したら良いでしょうか。

 救急車を呼び、現場に到着するまでにかかる時間は全国平均でおよそ8.5分と言われています。時間が経つほど、生存率は下がってしまいます。利用者の傍にいる我々職員が、いち早く異変に気付き、適切な処置をすることで後遺症も出にくく、その後の社会復帰もしやすくなります。

 平成会では日常生活の中で起こりうるあらゆる場面を想定し、利用者の方に安心して過ごして頂けるよう定期的に応急手当講習を行っております。先日は入所施設の新入職員を対象として開催しましたが、今回はその他の通所施設に勤める職員を対象として開催しました。

 講習の内容は①心肺蘇生法、②AEDの扱い方、③口の中の異物除去法、④止血法、この4項目を行いました。事業所ごとに利用者の年齢層も違い、高齢な方から乳児の方もおられます。参加者から対処方法についての質問も複数挙がるなど、実践を交えながら中身の濃い講習となりました。

 講習をすすめていく中で、職員の技術を高めていくことで、安心した生活を提供していくことが出来るのだと改めて実感しました。今回の内容は、世界共通のガイドライン2015年版を基に行いました。これは5年ごとに更新されています。コロナ禍の影響で最新版への更新が延期となっていますが、今後も定期的に訓練を行い、緊急時に備えてより良いサービスを提供できますよう努めてまいります。

 講習の開催にあたり、東広島市消防署東分署のご協力のもと、実際に人形を使用して胸骨圧迫やAEDを使用しての実践を行いました。ご協力頂き感謝申し上げます。

宮領デイセンター 支援員 村上

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