2月29日(土)平成会初となる試み「インターンシップ」を開催し、13名の学生の方に参加を頂きました。
新型コロナウイルスの影響もあり、中止することも考えましたが、法人内で検討を重ね、「どうしても学生の皆さんへ”平成会”を伝えたい」という思いに至り、手指消毒、マスク着用、来所時の検温、体調確認、換気等、万全の感染予防対策のもと予定していた職場見学・体験を中止し、セミナー形式という形で開催することができました。
研修内容は、
- 社会福祉法人平成会の法人説明
- 平成会の人材育成研修の事例発表
- 障害体験
- グループワーク【・自分たちはチームとして何をするか ・障害がある方へ自分ができること】
の4点に絞り「福祉の業界説明」「社会人として求められるスキル」等を体験しながら楽しく学べる内容としました。
初めての試みということもあり、準備段階から、人材確保委員会メンバー全員で、どの様な内容なら学生の求めているものに応えられるか、福祉の業界理解に繋がるかを検討していきました。この過程でメンバーの連携や、企画力、計画力、対象を絞った効果的な発信力等を培うことに繋がったように思います。
そして、いよいよ、インターンシップ開催!
職員一同、緊張しながら学生さん達をお迎えします。
学生さん達も緊張した表情・・・。
しかし、ここからが平成会の真骨頂!!
緊張を吹き飛ばす元気いっぱいのオリエンテーション!学生さんたちも表情がほころびます。
第1プログラム「社会福祉法人平成会の法人説明」
平成会の魅力を「人材育成」「地域貢献」「多岐にわたる事業展開」の3点を中心に説明しました。こうした取り組みの結果、平成会は過去3年間の新卒定着率95パーセントを記録しています。
第2プログラム「平成会の人材育成研修の事例発表」
全職員が参加対象の外部コンサルを招いたOJT研修の説明をしました。この研修では、PDCAサイクルの流れの中で業務改善・効率化に取り組み、支援現場で活かしています。
真剣な表情で、うなずきながら聞いてくださる学生さん達、そろそろ、リフレッシュが必要かと・・・
第3プログラム「参加型の障害体験」
ルビンの壺やイラストを使ってゲシュタルト心理学の説明、また右ききの方が左手で名前を書くことで、体の動かしづらさや、マイノリティの立場の生きづらさなどの説明をしました。利用者の方の中には見えすぎたり、注目しすぎたり等の特性上の悩みを持たれる方もおられます。大多数に合わせた社会の仕組みのなかでの生活を余儀なくされていることもあり、体験を通して利用者さんのもどかしさを感じて頂き、なぜ支援が必要なのかを学んでいただきました。
次にお待ちかねの楽しい昼食タイム!!
あおぞらぱん屋さん特製「ランチボックス」と1階「あおぞらぱん屋さん」の店舗で好きなパンを一つ選んで頂きました。
年代の近い職員とざっくばらんにお話しをしながら食事を楽み、「自分がもし、平成会で働くならどんなことを身につけたらいいか」等、前向きな質問もたくさん飛び交いました。
そしてメインプログラム「グループワーク」
「障害のある方へ自分ができること・自分たちはチームとして何をするか」をグループごとで検討して頂きました。
最初のうちは、静かなスタートではありましたが、議論を重ねるうちに積極的な発言も徐々に増え、最終的には大盛り上がりのグループワークとなりました。
司会、発表、記録、タイムキーパー、エース等、自分の役割に応じての動きは職員さながらで、私たち職員もとても刺激を受けました。
それぞれがビジョンを見据え、上手くグループ内で意見をまとめ、具体的な計画作成ができていました。また、サービスや制度の知識も持っておられ、私たちも根拠ある返答ができるようにより、知識を深めなければと改めて感じました。
学生の皆さんからは、「楽しく知識を得られた」「平成会の人間関係の良さが感じられた」等とうれしい言葉もたくさん頂けました。
参加いただいた学生の皆様、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
今回残念ながら参加頂けなかった学生の皆様も、今後感染症対策の状況次第とはなりますが見学会も開催しておりますので、ぜひその際にお会いしましょう。
人材確保委員会 早坂 駿平
今後の見学ツアー予定
第一回 4月18日(土)
第二回 4月25日(土)
第三回 5月2日(土)
第四回 5月16日(土)
※新型コロナウイルスの感染症対策のため、日程変更となる場合がございます。