2020年7月3日
応急手当講習を受けました。

 平成会では、消防署での講習により「応急手当普及員」の資格を持った職員が5名います。先日(73日)その職員が講師となり、新人職員を対象とした心肺蘇生法とAEDの使い方、止血法、異物除去法の講習会が開催されました。

 私にとっては、前職で受講して以来6年ぶりに学ぶ機会となりました。自分では覚えているつもりでも実際に心肺蘇生法をやってみると、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の1サイクルを繰り返し行うことなど忘れてしまっていることが多く、とてもいい訓練になりました。AEDの使い方も、人形を使ってパッドをどこに貼るのかなど注意事項の説明を聞きながらしましたが、どこに貼るのかも忘れていました。止血法では、出血部に布を当てて押さえる直接圧迫止血法、出血部を心臓より上へあげるようにすることを学びました。異物除去は、咳をさせて詰まったものを出させるのが第一、次にするのが、背中をたたいて出させる背部叩打法。更に傷病者を両腕で後ろから抱えるようにして腹部を上に突き上げる腹部突き上げ法を学びました。私も以前、実際に喉に食べ物を詰まらせて意識がなくなった方を見たことがありますが、その時は焦ってしまって自分ではうまくいかず、先輩職員の処置によって大事には至らなかったという経験があります。「ついさっきまで元気にしていたのに、突然、異物をのどに詰まらせた。」こんな時、命を救うためにどうしたらよいのか、冷静かつ迅速に対応することが出来るよう、学んだ事を支援や日常の生活で活かしていきたいと思います。                      

                             写真2縮小 写真縮小                          西の池学園 支援員 清水一成