2024年11月1日
「小谷小学校の車椅子体験に行きました」

918日に東広島市社会福祉協議会主催の福祉体験として小谷小学校3年生のみなさんへ車椅子体験講座を行い、講師として参加しました。

 車椅子の種類やどんな人が使っているのか、車椅子の注意点などを説明した後、体育館で車椅子の操作や移動の体験をしました。

 コースは、コーン3つをカーブしながら通り抜ける、マットを上る・下りる、せまい道で直角に曲がるという4つのポイントがあります。みんな上手にコースを進めるでしょうか。

 コーンにぶつかりそうになったりマットの段差に苦戦したりしながらも、「進みます」「段差を上がります」と声掛けを行いながら上手に操作していました。マットはタイヤが沈み大人でも押す時や方向転換に力が必要でしたが、同じグループの子たちが「手伝うよ」と声をかけ一緒に進む姿も見る事が出来ました。

 車椅子に乗っているときに「スピードが早くて怖い」「段差を降りるときにガタンとなる」という話があり、乗る側、押す側どちらも体験することで車椅子に乗っている方がどのように感じるかイメージしやすくなったのではないかなと感じました。

 その後は、校内を周り、スロープや段差、手洗い場を体験しました。車椅子で手洗いをするときに、「足がぶつかる」「手が届かない」「車椅子が入るように下があいとったらいいね」などの声が聞こえ、車椅子を利用している人の難しい場面を経験し、どうしたらよいかを考えながら体験されていました。

他にも「トイレはどうやって行くの?」「障害者用のトイレがあるよね」「手が動かなかったら自分で服も脱げないよね」など車椅子を利用する方の生活にも興味を示されている様子でした。

 今回の体験で少しでも福祉について考えたり、障害がある方について知ってもらったりすることが出来たのではないかと思います。地域で困っている人を見かけた時の支え合いの一助となるように、今後もこのような体験を通して地域の方に福祉について知っていただけるよう努めていきたいです。

 

西の池学園 支援員 堀内いくみ