2017年11月16日
『集団感染における感染症予防と対処の方法』の研修会
11月16日(木)、広島県立障害者リハビリテーションセンター感染管理認定看護師の田中淳一氏を講師に迎え、西の池学園交流ホームにて、「集団生活における感染症予防と対処の方法」についての研修会が行われました。感染対策の必要性について改めて考えさせられる講義となりました。
講義では、どのようにして感染するのかとその予防方法について学びました。感染には空気感染・飛沫感染・接触感染と3つもの感染経路があるため、きちんとした予防策が必要となります。そのため、感染経路の遮断、封じ込めの手段としては手指衛生の徹底と正しい個人防護具の着脱が挙げられ、それぞれの感染予防策の対応について学びました。
その後、個人防護具の着脱と、嘔吐物・咳による感染の様子についての実演が行われました。個人防護具の着脱では絵の具を汚染物に見立て、他の部分
に付かないように脱ぐことで、正しい脱衣方法を分かり易く学ぶことができました。また、嘔吐物や咳に蛍光塗料を使用しブラックライトを当てることで、掃除後で綺麗になったと思っていても目には見えない汚れがあることを確認でき、危険性をより実感できました。
西の池学園では、今年インフルエンザの集団感染があり、感染源は学園の職員でした。今後このようなことを繰り返さないためにも、すべての職員が感染対策についての周知を徹底することが求められます。これからインフルエンザの流行期間になるため、利用者を含む事業所に関わる全ての人達の安全を確保する事を目標に、より徹底した感染対策を意識して行いたいと思います。
西の池学園 支援員 吉貞友紀乃