2018年9月7日
応急手当講習会を実施しました。

 西の池学園の利用者は平均年齢も60歳を超え高齢化がすすんでいます。年齢を重ねるにしたがって、ケガや急な体調変化など、救急対応のケースも多くなっています。こういった中で、職員全員がいち早く適切な処置が出来ることが必要です。

 そこでこの度、東広島市消防署東分署から4名の消防隊員に来園いただき、応急手当講習会を実施しました。

 職員を3グループに(3日に)分けて、1時間30分の講習を受けました。

 少人数の班に分かれ、それぞれの班に1体ずつ人形が配備され、丁寧な指導をいただきました。チーム内でもお互いにアドバイスしたり確認しあったり充実した講習となりました。

 まず、人工呼吸では、顎の先端を人差し指と中指で持ち上げて気道の確保をするなどポイントを教えていただきました。

 心臓マッサージは力がうまく入るように腕を伸ばして胸を圧迫するなどアドバイスをいただき、より適切に効果的なマッサージが実施できるようになりました。想像よりも早いスピードで全身を使ってマッサージをし続けることを体験しました。

 次にAEDの使い方を学びました。使用時の注意点を教わり、実際に使うときには心臓マッサージと人工呼吸を組み合わせて行うことが必要であり、実践的な体験ができました。

 今回の講習を受講したことで、救命に取り組む心構えができるようになったと思います。

また、救急措置は、一人だけでは非常に難しいことを実感しました。実際に心肺蘇生を行う者、救急車を要請する者、安全を確保する者、全ての役割があって生存率が上がるということです。

今後、マニュアルに沿って適切な応急手当が出来るよう、指導いただいたことを基にして、日常的に訓練を行っていきたいと考えています。

 

                              西の池学園 支援員 中野剛

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