
ヘルパーこだまでは月に1回、職員が集まって会議を行っています。その月にあった出来事や外出支援の様子、手話の勉強、今後の取り組みなど様々なことをみんなで話し合っています。
半年前から始めた新しい取り組みのひとつに「グループワーク」があります。2~3グループに分かれてテーマに沿って話し合い、内容を発表したあとにフィードバックを行います。これまでテーマに上げてきたのは「聴覚過敏」「居宅支援」「外出の時の注意」「介護技術」「個別支援計画」など様々です。
会議、と聞くと堅苦しいような、発言がしづらいような雰囲気をイメージします。情報の伝達や報告が中心になりやすい会議を、全員が発言し、考えを伝えられるような機会にしていこうとグループワークを始めました。5、6人ほどで輪になって、意見を出し合い、「そんなことがあったんだ」「こういう時もあったよね」「こうしてみたらうまくいった」とやり取りをしていきます。全員が話すことでたくさんの意見が広がり、自分にはなかった考えも吸収することができ、グループワークの後には職員からポジティブな言葉が自然と出てきます。
グループワークの取り組みを始めてから、職員一人ひとりの発言も増えて会議のやりとりも活発になりました。より一層支援に対する意見や引き出しが増え、今まで以上に支援への積極性も高まっています。
新しい支援ツールの紹介も行い、実際手に取ってもらいました。メモサイズのホワイトボードにスケジュールを貼れるようにしています。外出先での変更を絵カードで伝えることに加えて、ホワイトボードなので書いたり消したりして伝えることも出来ます。
この支援ツールだけでなく、利用者さんに伝わりやすいツールやヘルパーならではのツールをどんどん活用しています。他事業所との連携も行い、より利用者さんに合った支援ツールをつくって行きたいと思っています。
グループワークで皆さんから出た意見を支援に取り入れ、より良い支援に繋げていくことが一番の目標です。これからもどんどん新しい意見やアイデアを出し合い、質の高い支援を目指していきたいと思います。
ヘルパーこだま 高橋麻衣