2025年7月4日
初めてのお仕事

5月末から、高校1年生のAさんは、お隣のデイこだまの広告を裁断するお手伝いを始めました。
きっかけは、デイセンターこだまで、4つ切りになった広告の束を見かけたことでした。それは、ある利用者さん用の物で、職員が毎回裁断していると聞き、夕凪でそのお手伝いができるかもしれないと思い、早速、持ち帰って話し合いをしました。
卒業後の就労のイメージが持てたり、他事業所を訪問することで社会人としてのマナーを学べる機会にもなる、ということからデイこだまへお願いして、お手伝いをさせていただくことになりました。
取りかかるにあたり、デイこだまの職員さんと話をして、
①「お仕事」としてしてもらう ②「納品」「受注」の言葉を使う ③毎週月曜日、納品③受領スタンプを押してもらう ④次の納品用の広告を預かる、ことにしました。
Aさんは、ハサミよりも「定規がいい!」と希望され、とても器用に定規で裁断しています。
先方が指定した大きさに切りそろえ、受注された枚数を納品日の月曜日までに用意していて、立派な製造作業です。
納品日の月曜日、Aさんは完成品を持って職員と一緒にデイセンターこだまへ納品に行きます。
3回ノックをして「失礼します」とあいさつをして入室するAさん。
入室のマナーをしっかり守っています。
無事、納品できました。納品を終えると納品完了のスタンプを押してもらいました。
それを見てAさんは満面の笑顔になりました。
デイセンターこだまの職員から、次の仕事の広告をもらって帰ります。
このような経験を通して社会人としてのマナーや人との関わり方を学び、誰かの役に立つ喜びを感じてもらえれば良いなと思います。
放課後等デイサービス夕凪 西谷佳樹