あおぞらひろば 学びと語らいの場アベニール R7.10.25
学びの場:第1回「わが子を理解する一歩 ~発達障害とひきこもり~
ちょっぴり“助け上手”になるメソッド」
一昨年より相談支援センターこだまが取り組みを続けてきた語らいの場「座談会~ひきこもりや不登校」ですが、今回新たな視点から「わが子を理解する一歩~発達障害とひきこもり~ちょっぴり“助け上手”になるメソッド」と題した勉強会を開催しました。これまでの座談会でご家族から様々なお話を伺ってきた中で、発達特性への理解を深めることが親子関係にも良いヒントとなるのではないかと考え今回の企画に至りました。

当日は平成会発達障害支援推進課の梶川繁課長が講義を行い、17名のご家族・関係者にご参加頂きました。実際のエピソードを交えたお話に参加者の皆さんが深く頷かれていたのが印象的で、質疑応答の時間にはご家族から具体的な質問が次々と寄せられ、活発なやりとりが行われました。
今回の勉強会を通して感じたことは、「一人の専門家よりも百人の理解者」という言葉の重みです。発達特性を持つ人やひきこもり・不登校の状態にある人にとって特別な支援や専門的な知識が大切なのはもちろんですが、それ以上に日常の中で「理解してくれる人」が周りにいることが何よりの心の支えとなるのでしょう。

私たち一人ひとりが完璧な支援者ではなくても、「理解しようとする姿勢」を持つだけで誰かの安心“助け上手”に繋がるのかもしれません。「ちがい」を否定せず、その人らしさを大切にできる社会こそ、誰にとっても生きやすい場所になるのだと思います。
一人の専門家がすべてを支えるのではなく、地域や学校、様々なコミュニティの中に「理解者」が増えていくことが当事者や家族の安心に繋がる、そのような支え合いの輪をこの【学びと語らいの場アベニール】から広げていきたいと考えています。
相談支援センターこだま 相談支援専門員 梶川響子
(語らいの場座談会) 令和8年 2月23日(月)10:00~12:00
(学びの場) 令和8年 1 月24日(土)10:00~12:00 【高齢者分野】

