11月26日、あさひの貝作業班で外食実習に行ってきました。
当日は午前中いつも通り貝通し作業を行い、早めに切り上げてバスに乗って東広島市の国際協力機構(JICA)中国国際センター内にあるレストランラコルトへ向かいました。
バスの中では会話も弾み、和やかな雰囲気で「どんな料理があるかねぇ」と皆さん楽しみにされている様子でした。
予定より10分早く到着し、JICA内をそれぞれ見学されました。
行ったことがある方は分かると思いますが、各国の珍しい楽器などが展示してあるコーナーがあり利用者の皆さんも興味津々で実際に触られたりして異国の雰囲気を味わっておられました。
こちらの中にあるレストランはバイキングとなっており、この日は中東の料理が楽しめるとの事。
外食実習ですのでそれぞれ自分のお財布をだし、自分でお金を払うことはもちろん、バイキングでのマナーや食事中のマナーなどに私たち職員は気を配りました。
結論から言えば、皆さんたくさん取り過ぎたり残されたりする事無く、本当に楽しく食事をすることが出来ました。
印象的だったのはいつも小食な方が自らサラダやおかずなどをバランスよくお皿に盛り付け、しっかりと召し上がられていた事です。私も中東料理は初めてでしたが、この日のメニューは鶏のレモン焼きやチキンライス、白身フライなど食べやすいものばかりで美味しくいただきました。
食事の後は、バスで移動し鏡山公園へ紅葉狩りに行きました。紅葉が素晴らしく、食べた分しっかり美しい景色を眺めながら散歩を楽しみました。どんぐりを拾ったりイチョウの葉を拾ったりする方もいれば、美しい紅葉を背景にモデルになりきって写真撮影をする方もいたり、それぞれ自然を満喫しました。いつも室内で作業していると、美しい自然に気付かないものですがこうして自然に触れると皆さんの表情も優しく穏やかなものになっていたように感じました。
帰りのバスの中では「また行こうね!」「また行くために貝を頑張る」といった声も多く聞かれ、日々の作業の励みになったのではないかと思います。なにより利用者の方の笑顔をたくさん見ることができた事、成長を感じることができたことが私も嬉しかったです。
生活支援員 宮原