2019年12月9日
リスクマネジメントセミナーを開催しました

 12月9日(月)西の池学園交流ホームにて、株式会社あいおいニッセイ同和損害保険の森田様を講師としてお招きし、リスクマネジメントセミナーを開催しました。

  今回のセミナーでは

 ①介護福祉におけるリスクマネジメントの基礎知識

 ②事故防止の基本活動について

学びました。ヒヤリハットとは、一歩間違えば重大な事故に発展していた可能性のある危険な出来事のことです。例えば「床が濡れていて滑りそうになったが、ギリギリのところで転倒しなかった」や「階段の段差でつまずいたが、手すりにつかまってなんとか転倒せずに済んだ」といった場合などが、ヒヤリハットにあたります。このようなヒヤリとした体験や、ハッとした体験が元となることから「ヒヤリハット」と呼ばれています。

 平成会でもヒヤリハットがあった場合、その都度、対応を検討していますが、具体的な対応が思い浮かばない事もあるので、事故やヒヤリハットの原因を一つに決めつけず、他の職員が違う視点で気付きや原因を憶測、推測でも良いのでなるべく多く述べ①介護者側②用具・設備等③利用者側の「3つの種類」に区分して原因を明確にすること。そして、①未然防止策(根本的な原因を究明し、これを除去する対策)②直前防止策(事故が発生する直前のタイミングで事故発生を阻止する対策)③損害軽減策(事故が起きた時、損害をゼロもしくは軽減するための事前対策)の3つの対策を念頭に置き、多方面から対策を考える事で「組織で取組み、事故防止の仕組を作る」事に繋がり、事故防止への効果が上がる事を学びました。

 何をすべきか、どのように対応したら同じような事故が起きないかを、改めて考えるきっかけになったので、介護・リスクマネジメント委員を中心に、具体的な対応を「検討・実施・周知徹底」していきたいと考えています。

 

                              西の池学園 支援員 池尻悠人

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