7年前にあおぞら工房に加わったMさん。最初はウエスのボタン取りの作業をされていましたが、どうしても規格より小さくカットしてしまう状況が続きました。どの作業が向いているか、Mさんと一緒に試行錯誤を繰り返した結果、「決まった作業を手順通り繰り返すことが得意」なのではないかと感じました。

　そこで試しに裁断機を使ったウエスの裁断をお願いしてみると、初めから苦も無く作業に取り組め、すぐに精度・速度ともに職員を上回るレベルまで達することができました。その後もＭさんの強みを活かせるような作業をいくつか提供した結果、ウエス裁断以外にも得意な作業を身に付けられ、この度「解体作業と南部化成で作業したいから」という理由で宮領ワークセンターへ施設変更されました。

　あおぞら工房で過ごした歳月がMさんの将来の選択肢を広げたのならば、職員としてとても嬉しいことです。宮領ワークセンターでもますます活躍してほしい、と祈っています。

あおぞら工房　内田