2023年5月6日
 「オリジナル台車のメンテナンスについて」

5月1日 台車の定期メンテナンスを実施しました。

現在、軽作業チームにおいてはキャップ用2台 施設外用3台のオリジナル台車を保有しています。

因みにオリジナルとは遊休材を再利用したもので、4年前に職員が思考錯誤しながら作成した台車です。

市販品の台車と比較してデザイン・収納性・安定性等で見劣り、時にキャスター(樹脂タイヤ)が脱落したり ガタ・異音(ジョイント)が発生するといったトラブルで作業が一時中断する事もあり、その都度、職員が対応をしていました。トラブルの原因はキャスター軸部の清掃及び潤滑油不足と取付ボルトの緩み等のメンテナンス不足でした。

対策として定期的(年2回)に台車のメンテナンスを利用者さんが中心となって実施する事とし、メンテ工程(全面解体➡汚れのふき取り➡キャスター軸部の清掃➡潤滑油塗布➡ 六角レンチでネジ締め➡組立➡完成➡職員最終チェック)を明確にしました。

効果として①メンテナンス実施後、トラブルが低減。 ②利用者さんのメンテナンス時間が半減。 ③利用者さんが台車をより丁寧に使用する様になった。 ④利用者さん自身で修理・組立ができる自信がついた。 ⑤異音等些細な異常を発見し職員に報告する環境が出来た。

等々の相乗効果を生み出す事が出来ました。

今後においてもメンテナンスを利用者さんと職員のコミュニケーションツールの一つとして活用していきたいと思っています。

 

                      軽作業チーム 職業指導員 倉本 馨