2023年10月13日
支援者としてのよろこび
十数年、抜毛に悩んでいた入居者Aさん。同じく支援員も悩んでいました。抜毛の原因の一つにストレスがあります。行為自体が癖になる事もあるようです。今まではストレス軽減や発散を主に支援していました。
今期の個別支援計画会議で、ある職員から「抜毛を着眼点にするより、ウィッグで隠せないか」「帽子を被るよりウィッグの方が自然に見えないか」と意見が出ました。
結果、最近ウィッグを買ったAさん。
同行した担当職員より、「ウィッグがとても似合って、Aさんとても喜んでました」と。
後日、「気付かん?」とウィッグをしたAさんに聞かれました。
似合ってますよ。と答えるととても嬉しそうに
「ありがとう」
入居者の喜ぶ顔、その入居者の喜びを共感できる支援者。
お互いが、笑顔になる。良い支援の手本となる思いでした。
因みに最近のAさん、今まで関心のなかった「化粧水」にも興味が沸き女子力up中です。
西の池学園グループホーム
主任 山本和宏