2024年8月6日
部屋の片付け

私の担当のMさんは部屋の片付けが苦手です。

Mさんは衣装ケースに服を入れていましたが、服がケースに入らなくなるとベッドの周りに服を置き始めました。数着の衣類を交互に着るようになり、衣装ケースは衣替えの時ぐらいしか開けません。

日用品や雑貨は衣装ケースの前や上、床など色々な箇所に置き、在庫管理が出来なくなりました。物品の把握が出来ないので同じ物を買い、物は増え続けるばかりです。

私はMさんに、衣装ケースを使う収納を止めて、見て分かりやすい収納に変えてみないかと提案しました。Mさんから「いいね、それやってみよう」と返事をもらいました。

まずは衣類整理から取り掛かりました。衣装ケースから値札の付いた肌着やアウターなどが何枚も出てきます。Mさんと相談しながら古い服や着ない服を処分し、衣類をハンガーラックに掛けました。洗濯物はハンガーに掛ったままラックに移動します。畳まなくて良いので簡単です。

 日用品や雑貨は、種類毎に仕分けてカゴに入れ、中身が見えるように棚に収めました。Mさんは「こんなに有ったんだ」と言い、「暫く買い物は不要ですね」と二人で笑い合いました。

                   

 今後も、収めた物を見やすくし、Mさんが快適で清潔な毎日を送れるように支援していきます。

西の池学園グループホーム

                                                                                                                                          田上 佳代子