2025年3月6日
障害者生活サポーター合同研修会

 東広島市では、地域で生活する障害のある方の権利擁護と福祉の増進を目的に、障害者福祉に理解と熱意を持った「生活協力員(生活サポーター)」として登録された市民の方を派遣する事業【東広島市障害者生活サポート事業】を行っています。
 生活サポーターさんは、ご利用者の方の自宅を訪問し日常生活の相談相手となってくださっており、福祉サービスとは違った同じ地域に暮らす市民の視点で生活がより豊かに送れるよう関わってくださっています。
 平成会ではこの事業委託を受け、精神障害者生活サポーターさん向けに定期的にミーティングと研修会を実施しています。サポーターの皆さんは毎回とても勉強熱心で、より良い関わり方を学びたいという姿勢を強く感じます。
 今回の研修会は、精神疾患を抱えながら地域で暮らしている方の生活を支える重要な柱となっている「精神科訪問看護」について学んで頂こうと企画し、訪問看護ステーションデューン東広島で精神保健福祉士として現場で活躍されている植川雄介様をお招きしご講演頂きました。


 2/28の講演内容は「精神科訪問看護の関わりについて」と題し、植川様より精神疾患の基礎知識から精神疾患を抱える方との接し方や配慮のポイントなどを事例も用いながら分かりやすく説明して頂き、参加されたサポーターの皆さんは興味深く耳を傾けておられました。この研修会を通して、サポーターさんには日々の活動の大きな活力となった同時に、私たち相談員には誰もが安心して暮らせる「まちづくり」を目指し、福祉と医療の専門職そして地域住民が協働し、地域全体で支え合うということを改めて考える機会となりました。

 相談支援センターこだま  相談支援専門員  梶川 響子