2025年11月20日
黒瀬特別支援学校中学部第2学年生徒さんが見学に来られました

 11/12(水)黒瀬特別支援学校中学部第2学年の生徒15名が、平成会宮領拠点事業所の見学に来られました。教員の入野先生より、「卒業後の進路について考えたい」「パンの購入を通じて買い物学習を行いたい」との依頼があり、今回の見学会を実施することとなりました。 

 宮領デイセンター、宮領ワークセンター、あおぞらぱん屋さんの3つの事業所を見学されました。まずは宮領デイセンター。写真を見つめながら、職員の話を真剣に聞かれています。次に宮領ワークセンターへ移動します。「工賃がもらえる」ことにとても興味深い様子で、作業を見学されていました。あおぞらぱん屋さんでは、「ここのパン食べたことある!」と笑顔で伝えてくれました。

 お待ちかねのパンの購入時間がやってきました。事前に注文していた自身のパンをトレーに入れ、お会計を済ませていきます。

 最後に、質疑応答の時間では、「夏休みや冬休みはありますか?」「残ったパンはもらえますか?」等、率直な質問を沢山伝えてくださいました。利用者さんを代表して、宮領ワークセンターのKさんがしっかりと答えられています。

 今回の見学会を通して、生徒さん達が作業を興味深く見学されている様子が印象に残りました。各事業所の職員も紙芝居を用いた説明や、カカオ豆の香りを嗅ぐ体験など、分かりやすく丁寧な説明をしていただき、卒業後の進路を考える上での手助けとなったように感じます。私たちも相談支援事業所として、学校生活の中で本人が決めた進路の実現に向けて、間接支援を通じてそっと背中を押せる相談員で在りたいと思います。

相談支援センターこだま 相談支援員 赤木千佳