今年度最後となるあおぞらひろばの地域イベント『学びと語らいの場アベニール~「ひきこもりや不登校」座談会』を2月24日(月・祝)に開催しました。
今回は20~30代のお子さんを持つという共通点のあるお母様方が参加され、伺ったお話の中で印象的だったのは「適応できる場との出会い」の話題です。
これまで学校はなかなか通うことが難しかったお子さんが、ご家族のために運転免許を取りたいと思い立ってご自分で自動車学校への入校を決意し、免許取得まであと一歩のところまで現在頑張っているという、心温まるエピソードがあるお母様より語られました。近年の自動車学校は、学科講習がオンラインでも受講可能であることも通学の心理的・物理的なハードルが下がる要因となっているようです。

義務教育に代表されるような「学校」の子ども同士のコミュニティの中では、同年代の周囲との比較が生まれやすく心理的な負担となることも少なくありません。一方で自動車学校は、年齢層が多様であることや役割が明確であるため、見通しをもって安心して取り組むことができたのではないかという意見もありました。「学校」という場への適応が難しかった場合でも、環境や関わりの構造が異なる場では力を発揮できる可能性があることが皆さんのお話から伺えました。
社会とのつながり方は一つではなく、本人に合った形での社会参加の機会を見出していくことが大切であり、私たち大人は社会とのつながり方の選択肢を広げていくことが重要であると感じました。

今年度座談会にご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。それぞれのご経験や葛藤を率直に語っていただく中で、安心して思いを共有できる貴重な時間となりました。来年度も「学びと語らいの場アベニール~「ひきこもりや不登校」座談会」は継続を予定しておりますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
相談支援センターこだま 相談支援専門員 梶川 響子
