10月14日から1泊2日で、利用者17名、ご家族5名、後見人の方1名、職員7名で姫路方面へ旅行に出かけました。天候にも恵まれ絶好の旅行日和となりました。
1日目、一路兵庫県赤穂大石神社に向かいました。参道にずらっと並んだ47体の浪士の石像に利用者の皆さんは珍しそうに見入っていました。本殿では「願い事せんといけん」と言い、それぞれが願い事をしました。「何のお願い事をしたの」と聞くと、恥ずかしそうに「内緒」と言われていました。1時間程宝物殿を拝観した後、昼食場所の揖保乃糸へと場を移し、名物のそうめん御膳を頂きました。また、手延べそうめん伝統の技を間近で見学して宿であるシーパル須磨ホテルに向かいました。ホテルではバリアフリーやキザミ食の対応も行き届いており豪華な食事と余興をして楽しみ、1日目を終えました。
2日目、元気いっぱいで9時に出発し、一路姫路城へ。道中、バスの中から姫路城が見えてくると「ワー」という歓声が沸きあがり、楽しみで待ちきれない様子でした。到着後、足を弾ませつつ、徐々に姫路城が間近になるにつれ「大きいの~、かっこいいの~」と、目を輝かせていました。城内の二の丸や備前丸を観光の後、思い思いのお土産を購入し、ホテル日航姫路で中華料理を頂き、学園への帰途につきました。
新任の私にとって今回の利用者との2日間の旅行は、利用者の方とより一層心を通わせ、お互いを知る良い機会となりました。利用者の方からも「本当に楽しかった、また一緒に行こうね」と言ってもらえ、とても感動しました。また、ご家族とその利用者の絆をより一層深め、利用者自身の心身リフレッシュに繋がる場を共に過ごせたことは嬉しい限りです。この旅行を機会に今後も利用者の方と深く関わり、利用者の方の心の声に耳を傾け利用者主体の支援に繋げていきたいと思いました。利用者の皆さん、そして旅行にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
西の池学園 瀧岡 哲