7月9日 新規軽作業の確認シート(2回目)を利用者さん対象に実施しました。
新規軽作業は安芸津の岩谷マテリアル㈱様からの委託品で樹脂タンクに使用されるキャップのパッキン組付けです。
日当たりの生産数は4000個 利用者さん8名の3グループで7月1日から生産しています。
今回の確認シートの目的は、➀作業工程の理解度 ②不良品の理解度 ③使用材料及び工具の呼称理解度 ④短時間の集中力 ⑤職員の支援方法の検証 等を確認する事により利用者さん個々のスキルアップとチーム力のアップで職場の活性化と更なる生産性向上を目指す。
因みに、確認シートは設問形式の10点満点で
❶パッキン組付作業で発生している4つの不良は? 回答⇒欠品 2枚重ね 浮き 汚れ
❷ここ最近で一番多い不良は? 回答⇒浮き
❸その不良はどんな問題になる? 回答⇒水漏れ
❹パッキン組付で使用する油は? 回答⇒シリコン
❺一日の生産目標数は? 回答⇒4000個/日 等 作業に関する基本問題です。
【結果の総評】
❐良かった事
1.今回の平均点が8点で、前回(6月17日)の平均点6点より2ポイントの理解度アップとなった。
2.作業工程及び不良内容について利用者さんが十分認識できていると確信した。
3.約10分の短い時間ではあるが、利用者さんほぼ全員が集中できていた。
❐改善する事
1.あと一歩の利用者さん(2名)の支援・指導方法を検討し実践する。グループ化個別支援の必要性
2.多能工リストへの支援ポイント反映と計画的な支援を実践する。 職員間の多面評価実現
3.回答用紙への正しい記入について支援・指導する。今後、製造記録表等の帳票に記載する為に必要
【今後の計画について】
毎月1回定期シートを実施して利用者さんのスキルアップとモチベーションアップに繋げる。
【支援の基本方針】
「なぜこの作業ができないのか」ではなく「どうすればこの作業ができる様になるのか」を基本方針として今後も支援していきたいと思っています。
宮領ワークセンター 職業指導員 倉本 馨