2021年10月1日
施設外就労について(宮領ワークセンター)
今回は、宮領ワークセンター軽作業チームの施設外就労について報告させて頂きます。
就労先は東広島中核工業団地内にある自動車電装品の製造メーカーで、2018年10月に請け負い契約を締結し現在に至っております。
作業内容は製品通い箱の仕分け及び清掃作業で利用者さん4名と職員1名で日当たり5時間勤務となっています。
作業開始当初は作業環境の違い、不慣れな作業内容、指導力不足、品種の多さ等々で時間内に作業を完了する事はかなり厳しい状況でしたが作業日数を重ねる度に、作業の要領を習得して3ヶ月後には時間内に作業をほぼ完了する事ができるようになりました。
特に仕分け作業の中で活躍している自社製の運搬台車3台は利用者さんの意見を聞きながら2回の改良を重ね、利用者さんからも使い易くなったと好評です。また、道具を大事にする事を目的に台車のメンテナンス(分解・清掃・組み立て)を年2回、利用者さんが実施しています。
現在、指導員として利用者さんのスキルアップの目的で多能工リスト(作業別習熟度)を運用し、作業別に利用者さんの強み弱みを明確にして適切な支援を計画的に進めています。
「なぜこの作業ができないのか」ではなく「どうすればこの作業ができる様になるのか」「どうすれば現行の仕事量をキープして作業負荷を下げれるのか」を常に考えて支援していきたいと思っています。
新しい環境・コロナ禍の中で「人とのふれあい」「仕事のやりがい」「仕事の助け合い」「チームワークの大切さ」「安全管理の必要性」「時間管理の徹底」を肌で感じとってくれていると思います。
これからも、利用者さん一人一人がモチベーションを上げて作業ができるよう環境を構築していきます。
軽作業チーム 職業指導員 倉本 馨