Aさんは買い物によく行かれます。支払いもできますが、細かい計算が苦手でレジの前に立つと緊張するため、お札を出してお釣りを受け取っていました。特に10円、5円、1円のお釣りが多く、お釣りが貯まったらヘルパーと一緒に郵便局に行き貯金していました。
しかし、1月から50枚以上入金すると手数料が発生するようになり、Aさんも「手数料がかかるのは嫌だ。」と言われたので、手数料がかからない範囲で貯金していきましたが、小銭は貯まる一方でした。
小銭で支払う練習も行いましたが、レジに立つと緊張するため上手くできませんでした。何かいい方法がないか考えてみたところ、Aさんはパスピーが使用できることを思い出しました。買い物もパスピーのようにキャッシュレス決済を行えば小銭が発生しないので、お釣りに困る事もありません。ご家族に提案してICOCAで買い物をする事を取り組んでみました。
まずどこでICOCA支払いができるか調べて表にまとめました。
チャージも「対面では緊張してしまう。」との事で、機械でチャージできるセブンイレブンで練習を行い、一定の金額になると入金する様に伝えました。
練習してみるとパスピーのように、スムーズに支払う事ができました。今では買い物に行く前に近くのセブンイレブンに行き残高を確認してチャージもできています。
AさんもICOCA払いを始めて「財布の中が軽くなって助かった。」と言われています。今後は買い物できる商店を増やし、安心して買い物ができるようサポートしていきます。
ヘルパーこだま 山本