2022年9月26日
社会福祉法人平成会人権(虐待防止)研修会

令和4924()WEBにて全職員を対象とした 令和4年度 社会福祉法人平成会 人権(虐待防止)研修会 を開催しました。

当日は講師として、 全国手をつなぐ育成会連合会 常務理事兼事務局長で、『あたらしいほうりつの本』の著者である、又村あおい氏をお招きし「知的・発達障害のある人の意思決定支援について」をテーマにご講演を頂きました。

R4年人権研修動画_Moment表紙 (4)

 

講演では、「権利擁護とはなにか」「意思決定支援の法制度における位置づけ」「意思決定支援を考える際のポイント」について分かりやすくご説明して頂きました。

今回の研修で重度の障害がある人であっても必ず「意思」あるいは「想い」や「気持ち」があり、自分のことを自分で決めることが出来る可能性を秘めている。私たち支援員に求められていることは、本人が意思を決めるための支援をどう行っていくかであると改めて考えさせられました。R4年人権研修動画_Moment

 

他者の意思決定に関与することは、自身の成育歴や価値観が混入する危険も伴うため、私たち支援員が本人にとって正しいと思う意思決定を行うのではなく、本人が理解できる形での情報と見通しを提供し、「強いられている」と感じることのなきよう「お待ちする」姿勢で利用者の方に寄り添った意思決定支援を心掛けていきたいと思いました。

 

又村様、たくさんの学びをありがとうございました。

 

多機能型事業所あさひ 生活支援員 久松 蒼