「暖かくなったから外で動きたいー！」
　冬が苦手なＡさんは『春になったらやりたい事』を話してくださいました。

　「早くコロナが終わればいいのにね～。な～んて会話もそろそろ飽きてきたよ～」
　Ａさんはそう言って困った表情をしています。

　確かに、せっかく暖かくなってきたし、感染症対策しながらも何か楽しい事をしたい！
　そこで、ＩさんとＳさんも誘い、平日の公園でピクニックをしました。

　大好きなケンタッキーフライドチキンを買って、公園へ。
　日除けもあり風が心地よく、皆さん美味しそうにフライドチキンを頬張っていました。

　Sさんが階段を降りる時に「Sさん荷物持ってあげようか」と声を掛けるAさん、歩くペースが速いけど、時々後ろを振り返り待っていてくださるIさん、話している相手の目を見ながら笑顔を返すSさん。
　今回のピクニックでは、1対1の支援とはまた違った皆さんの相手への思いやりや素敵な一面を見る事ができました。

　西の池学園グループホームに異動して1年間、入居者の皆さんとの時間は私にとって学ばせていただく時間でもあり、どこかほっとするような、これからも仕事を頑張りたいと思える時間でもありました。
　新年度からも相手の思いに目を向けて、入居者の皆さんが彩りある毎日を過ごせるよう支援していきます。

西の池学園グループホーム
支援員　　　久保　咲子